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更新日:2019年3月13日

子育て応援コラム【宙~そら~】

「一期一会」今、この一瞬を大切に(第150号)

一生に一度の出会い(Once in a lifetime chance)

(※最終号なので、少しボリュームアップでお届けしたいと思います)

とうとうこの日がやってきました。
心の中を、「一期一会(いちごいちえ)」という言葉がぐるぐると回っています。
このコラムの掲載期間の3年間は、長いようで、あっという間でした。
はじめがあれば、終わりは必ずあるのですが、そのひとつひとつが帰ってこない一瞬だと思うと感慨もひとしおです。

一期一会という言葉は、一説には、千利休の「今、ここにいる客人とは、もう一生会えないかもしれない。
そのような心をもってこの一瞬、この機会を大切にしてもてなしなさい」という茶道の心、おもてなしの心として有名ですね。

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実は、別の意味もあるそうです。
それは「一瞬、一瞬は二度と帰らない。
今日のこの日も二度と帰らない。
明日この人と会ったとしても、今日ここで会ったということはもうあり得ないこと」といった意味として使われるということです。
これは「かもしれない」ではなく、紛れもなく「真実」ですね。

タイトルに長々と英語が並んでいますが、「一期一会」を英語ではこんな言い方をするようです。
しかし、別の言い方をしているのを聞いたことがあります。
ALT(英語助手)の先生がこの「一期一会」の意味を別のALTに教えているとき、次のように言っていました。
それは…

“One life one meet”という言い方です。
なるほど、“Once in a lifetime chance”ではなく、こういう言い方でも「一生に一度の出会い」と伝わるなと思いました。

この出会い、この機会を大切にしたい

「出会い」という点でいうと、このコラムを通して私からの、ひとつの出会いを提供させていただいたと思っています。
内容は確かに一方的でしたが、きっと画面(紙面)の向こうでは、楽しみに読んでくださる方がいただろうと思って書かせていただきましたので、私も書かせていただくのが楽しみでした。
そういった意味では、双方向ということも言えると思います。
読んでくださる皆さんと同じ「今」を共有できたことをありがたく思います。
これこそ「一期一会」ですね。

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「11育てて育つ」や「138育児は育児」のところで、育てるだけでなく、そのことを通して「育てられている」ということをお話ししました。
前回も、教育現場でも同様に思ったということをお話ししましたが、「教育」という言葉が双方向という意味合いからは離れた印象を与えているのだとも思います。
英語の「education」は「教育」と訳されていますが、福沢諭吉は「発育」と訳したかったということです。
前回でもお伝えしたのですが、もととなった「educe」という言葉は「引き出す」という意味でした。
そこからすると「education」は「(もっている)能力を引き出す」といった意味合いになることから、彼は、教育ではなく「発育」と訳したかったのだと思います。
能力を引き出すことを通して、自分自身の能力も磨きがかかるという点においては、「教える」ということが「学ばせてもらう」ことにつながるということでしょう。
やはり、これも双方向だと思います。
子育てに通じるものがありますね。

このコラムを書かせていただいたことで、自分の頭の中にぼんやりと感じていたことを、文章にするという作業を通して、私自身にとっても色々な自覚や再発見がありました。
自分の考えや思いを整理するうえでもありがたかったと思っています。
このコラムとの出会いに感謝したいと思います。
このコラムで少しでも子育ての参考になったり、元気が沸いてきたり、楽しんでいただけたりしたことがあればうれしいです。
また、これをきっかけにして、浅口市の子育てに関する施設や情報誌なども利用してみようかと思われた方がいらっしゃったら、さらに喜ばしいことです。
そして、このコラムを通して私自身も成長させていただいたと思っています。

過去も未来も大切にするために、二度とかえって来ない「今」を大切に

「112今を生きる」で「私たちは昨日にも明日にも生きることはできません。永遠に今を生きているのです」という一説がありました。
今を大切にするということは、過去も未来も大切にするということだと思います。

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さあ、新しい春がそこまで来ています。
また、新しい出会いに向かって皆さんも1日1日を大切にしていきましょう。
私も頑張っていきたいと思います。

英語にもこの一期一会に似た格言があります。

“One today is worth two tomorrow”
(今日という1日は、明日という日の2日分の価値がある)

また、詩人・画家である星野富弘さんは次のように言っています。

過ぎ去った昨日は決して戻らない遠い日
まだ来ない明日は手の届かない夢の中
今 静かに過ぎてゆく今日という一瞬の中を生きている

今、そして今日と同様に過ぎ去った日も二度と帰ってきませんが、一生懸命に頑張ったことは、決して消えることはありません。
私は、長い教師生活の中で子どもたちから笑顔や頑張るエネルギーなどたくさんの贈り物をもらいました。
そのひとつひとつが私を成長させてくれました。
子育ても同じだと思います。
皆様のこれまでの、そして、これからの子育ての頑張りに敬意を表してこのコラムを閉じたいと思います。
それではまた、いつかどこかで。

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3年間にわたりこのコラムを書かせていただく機会を
いただいたこと、そして皆様に読んでいただいたことに
感謝いたします。
 子育てコンシェルジュ 岡堂 典以史

●できれば、読んでいただいたご意見・ご感想等を市ホームページ等からお寄せいただければ嬉しいです。

コラムへのご意見・ご感想をお待ちしています

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教育委員会事務局こども未来課 

〒719-0243岡山県浅口市鴨方町鴨方2244-2

電話番号:0865-44-7011

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