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缶類のリサイクル

ページID:0001137 更新日:2024年3月26日更新 印刷ページ表示

缶類は、日本では古くから回収を行って再生原料としてきました。

市が分別収集する缶類は、資源価値が高いため、お金を払わないでもリサイクルされる状態(これを有償といいます。)であり、また、溶かせば純粋な金属になり、何度でも再生できます。

缶類などの役目を終えた金属は、製鉄所で溶かして再生され、車や船、電車の車輪やレール、橋やビルの鉄筋など、社会を支える様々な製品に生まれ変わります。

貴重な資源の再利用のため、分別回収にご協力をお願いします。

浅口市の缶類のリサイクル

浅口市では、分別収集した缶類を、毎年選定するリサイクル業者へ搬入しています。

缶類の分け方・出し方

缶類の分け方・出し方の画像

表1

主な対象物

ジュース・ビール・菓子の缶、缶詰の缶等が対象です。

出し方

月2回の収集日に資源物収集ステーションへ設置している回収ボックスに入れてください。

注意点

  • 空き缶、缶詰の缶は、中身を完全に出し、水洗いして、回収ボックスに直接(袋に入れないで)入れてください。
  • エアゾール缶(スプレー缶)、カセットボンベは、中身を使い切ってから、もえないごみに出してください。
  • アルミ缶とスチール缶は、一緒に回収ボックスに入れてください。

缶類のリサイクルの流れ

表2

ご家庭で

矢印の画像1

「スチール」マークや「アルミ」マークがついていること。汚れを取り除き分別する。

缶類のリサイクルの流れの画像1

市で

矢印の画像2

収集する。缶類のリサイクルの流れの画像3缶類のリサイクルの流れの画像2

鉄・非鉄スクラップ処理業者矢印の画像3
  • 選別:磁選機で選別、仕分け。
  • 加工処理:切断、圧縮などの加工をし、鉄鋼や合金メーカーに納入しやすいようにプレス処理をします。

缶類のリサイクルの流れの画像5缶類のリサイクルの流れの画像4

 

鉄鋼メーカーや合金メーカーへ

鉄スクラップは溶かされ、棒鋼、H型鋼、山形鋼など、鉄製品として再利用されます。

非鉄は、素材ごとに約700℃以上で溶かされ、合金材料として再利用されます。缶類のリサイクルの流れの画像8

缶類のリサイクルの流れの画像7缶類のリサイクルの流れの画像6

知ってる?缶の豆知識

スチール缶について

スチール缶のフタにはアルミが使われていますが、比重の違いでアルミを分離できるので、リサイクルには問題ありません。

また、飲料缶のタブはフタから外れないステイオンタブになっています。

無理に外すのは危ないので、そのまま出してください。

鉄鋼メーカーには、鉄鉱石から鉄を作る高炉メーカーと、鉄屑を電気炉で溶かして作る電炉メーカーがあります。

どちらのメーカーにも鉄屑は不可欠なので、製鉄業はリサイクルを前提とした産業となっています。

また、スチール缶などを再生して鉄を作ると、そうでない場合に比べてエネルギーを約70%、CO2も約3分の1に抑えられます。

スチール缶についての画像

アルミ缶について

アルミニウムは、原料のボーキサイトからアルミナを取り出し、電気分解して作られます。

電気分解で多くの電力を消費しますが、一度金属となったアルミニウムは、新地金を作るときの約3%のエネルギーで再生地金になります。

アルミ缶は、このアルミ再生地金からできます。

飲料用アルミボトル缶のキャップはアルミ製で、キャップの内側にはシール材が付いていますが、リサイクルには問題ありません。

キャップもボトル缶と一緒にリサイクルしてください。

アルミ缶についての画像

スチール缶とアルミ缶の違

表3

スチール缶

鉄の合金を材料としています。

強度が高いため、高温・高圧での殺菌が必要なコーヒーなどに多く使用されます。

アルミ缶

アルミニウムまたはアルミニウム合金を材料としています。

強度が低いため、強度を内側から補ってくれる炭酸飲料などに多く使用されます。

昨今のリサイクルについて

日本はこれまで、雑品スクラップなどは輸出をしていましたが、2017年に中国が輸入規制を強化したことで、東南アジア諸国にも同様の規制強化が広がりました。

今後雑品スクラップなどは、国内で再生資源の処理や利用を進めなければいけませんが、人件費や輸送費、エネルギー料金などの処理費が高く、採算が合わないため、選別が進まない状況です。

また国内での処理量の増加にともない、ごみの発生量も増加したため、ごみ処分料の値上がりや処分場不足などの問題が生じています。

さらに鉄・非鉄スクラップなど再生資源の相場の下落が続いているため、逆有償となるものが今後拡大していく見通しです。

市民の皆様へ

缶類は、業者へ有価で売却するため、収集量が増えると市の収入増加にもなります。

缶類の分別排出のポイントは、

  1. 「スチール」マークや「アルミ」マークがついているか。
  2. 汚れはないか。です。

皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

can

出典:経済産業省ウェブサイト<外部リンク>

出典:「日本容器包装リサイクル協会」