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水道水の色や臭いが気になるのですが。

ページID:0002291 更新日:2024年3月19日更新 印刷ページ表示

水が赤く濁るのは?

火災による消火栓の使用や水道工事などで一時的に水道管内に鉄サビが流れ出した場合や停電のために水道施設機能が停止、再び稼働し一時的に鉄サビが流れ出した場合などが考えられます。また、お客さま宅だけ赤い水が出ている場合は古くなった宅内給水管から溶け出した鉄サビが原因と考えられます。

この様な場合は、透明になるまで水をしばらく流してから飲用などにご使用ください。

水が白く濁るのは?

放置すると消える場合

水道水に空気が混ざった現象なので心配ありません。
容器に水やお湯を入れたとき、白く濁って見え、段々下の方から透明になり、濁りがなくなることがありますが、これは空気が原因です。水中に溶けている空気の圧力が急に下がることにより気泡となって白く見える場合や、蛇口から水道水を勢いよく出すと蛇口の内部の圧力が外部より低くなり、蛇口の上部から吸い込んだ空気が細かな気泡となって白く見える場合があります。また給湯器の中で水が急激に加熱されると、水に溶け込んでいる空気が放出されやすくなり、蛇口からお湯が出た瞬間に気泡となって白く見える場合があります。

放置しても消えない場合

給水管に亜鉛メッキ鋼管を使用していると、亜鉛が溶出して白い水が出たり、沸騰させると水が白くなったりすることがあります。この現象は、給水管内に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、朝一番の使用時によく見られます。給水管に滞留した朝一番の水を排出してください。

また、亜鉛の溶出が進行すると、鋼管が露出して赤水も発生しやすくなるので、給水管を他の種類の管に取り替えることが望ましいです。

亜鉛は生体の必須元素で、人に対する毒性は低いとされています。成人の1日摂取量は約15ミリグラムといわれています。もし必要量以上摂取したとしても、体外に排出されますので、極めて多量に摂取したなど特殊な場合を除き健康に問題はありません。

水が黒く濁るのは?

水道水中に微量に溶存しているマンガンイオンが残留塩素に酸化され給水管内に付着した二酸化マンガンが水の流動変化で流れ出したとき発生します。この現象は、給水管内に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、長期間不使用時によく見られます。この様な場合は、透明になるまで水をしばらく流してから飲用などにご使用ください。

水道水の臭い

カルキくさいのは?

カルキ臭の主な原因は、水道水に含まれている塩素によるものです。水道水は、水道法で殺菌のため塩素消毒が義務付けられています。蛇口(給水栓)で0.1ミリグラム/リットル以上の残留塩素を検出しなければならないことになっています。このにおいは水道水が安全な水の証しであるといえます。

かびくさいのは?

高梁川で発生する植物性プランクトンの増殖によるものです。高梁川で植物性プランクトンが大量に発生した時に、浄水場での粉末活性炭注入等の脱臭効果を高める処理を行っています。カビ臭による人体への影響はありませんのでご安心下さい。

油くさいのは?

宅内給水管の工事をするときに使用する切削油に起因するもので宅内給水管に臭いが付着している場合があります。臭いを感じなくなるまで水を流してから飲用などにご使用下さい。受水槽を設置している場合は汚染も疑われますので点検をして下さい。

臭いを取る一つの方法

沸騰してから蓋をとって3~5分程度煮沸すると臭いが取れます。ただし、一度煮沸した水は消毒効果が無くなりますので冷蔵庫などに入れて早めにお使い下さい。

受水槽を設置している集合住宅で、給水器具の故障や水質の異状が発生した場合は、まず建物の所有者・管理会社・管理人等に連絡することをおすすめします。