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更新日:2022年1月1日
本年1月以降、県内では国宝の吉備津神社や重要文化財の岡山城月見櫓等で、かき傷による文化財の被害が相次いでいます。
文化財は、火災等によりいったん滅失毀損すれば、再び回復することができない国民共有の財産であります。これらの貴重な文化財を後世に継承するためには、日常の維持管理を含めて、適切な管理が不可欠であります。
浅口市教育委員会においては防犯・防火体制を強化するとともに、市内の指定文化財等の所有者や管理者の方々にも日常点検等の注意喚起をしています。文化財に異常を発見した場合には、速やかに下記の文化振興課にご連絡いただきますよう、よろしくお願いします。
地域で保管している場合は、日頃から文化財の保管やその周辺状況を把握してください。また、保管場所の周囲にガソリンや灯油等の危険物が置かれていないか、ゴミ等の可燃物の放置についても注意してください。
個人で所有する場合は、定期的に確認する日等を決めていただき、状態を把握するようにしてください。地域で所有又は保管している場合は、会合や清掃など保管場所に行く機会があれば、状態を把握することが大切です。
これまで長年にわたり引き継いできた財産ですので、管理や手入れの方法について、次の世代の方にも継承するよう心がけてください。また、盗難やき損等の事故が発生した場合に備えて、特徴、寸法や状態等がわかるような写真等の記録を準備しておくことが大切です。
国・県・市の指定文化財に指定(登録)されている文化財が傷ついていることに気付かれた場合は、所有者及び所有団体の方は教育委員会への届出が必要となります。
建造物、美術工芸品、記念物(建造物)、民俗文化財(建造物)の防火・防犯対策について所有者等自らが状況を的確に把握するために必要な項目をチェックするためのリストです。
このチェックリストは、国指定の文化財だけではなく、県や市の指定文化財、指定等が行われていない文化財にも適用できるものです。
所有する文化財の防火、防犯対策がどのような状態であるか確かめることもできますので、ご活用ください。
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