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布類のリサイクル
布類は資源価値が高く、買い取りされてリサイクルされるため、市の分別収集の対象としています。
また、国内資源に乏しい日本では、古くから布類の回収を行いリサイクルしてきました。
布類のリサイクルにかかわる産業を、故繊維産業といいます。
この産業は、ボロ選別業者、故繊維貿易商社、古着販売業者、ウエス製造業、反毛製造業、反毛貿易商社、繊維屑回収業者、繊維原料商ブローカー、フェルト製造業、特殊紡績業、精紡・紡毛業、作業用手袋製造業、製綿業といった様々な業者が、それぞれの役割を担うことで成り立っています。
浅口市の布類のリサイクル
浅口市内で収集した布類は、岡山県西部衛生施設組合<外部リンク>井笠広域資源化センター(リサイクルプラザ)(笠岡湾干拓地内)に搬入しています。
ここでは毎年4ヶ月ごとにリサイクル事業者を選定し、回収した布類を引き渡しています。
布類の分け方・出し方
主な対象物 | Tシャツ、ズボン、スーツ、ワイシャツ、ジャージ、セーター、革ジャンパー、マフラー、毛布、シーツ、タオル、ハンカチ、タオルケット、手ぬぐい等。 |
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出し方 | 月2回の収集日に資源物収集ステーションへ出してください。 |
注意点 |
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布類のリサイクルの流れ
市内で収集→リサイクルプラザに搬入→ボロ選別業者に引き渡し、用途別に分別します。
その後布類は、次の三大用途にリサイクルされます。
中古衣料
子供服全般、婦人服、下着類、Tシャツ、くつ下、海水パンツ、水着などの破れてない古着は、1枚ずつ約100種類に選別し、中古衣料として再使用します。
種類ごとに分けられた古着は100kgずつ梱包され、コンテナに積んで、主に消費者の体形が日本人に近く、また輸送費上優位な東南アジアに輸出されます。
ウエス(工業用油ふき雑巾)
シーツ、タオル、肌着、綿のパジャマなど、主に綿の衣類は、一定にカットして、ウエス(工場用油ふき雑巾)として活用します。
反毛
毛100%に近いオーバーや、ジャージの生地などは、反毛します。
反毛とは、毛織物や毛糸のくずをほぐして繊維にすることで、いわば糸を製造するのとは逆の操作を行ってワタに再生し、次の製品にリサイクルします。
ベッド内張、カーペット、自動車内張、土木資材、作業用手袋、モップ、クッション
出典:経済産業省ウェブサイト<外部リンク>
このようなものは回収できません
- 泥、油、ペンキなどで汚れたもの
- 布団、はんてん、座布団、枕、ベッドマット、絨毯、カーペッ
- 足拭きマット、便座カバー、雑巾、スリッパ
- ペット用に使った毛布やタオルなど、コタツの下敷き、電気毛布
- ビニール合羽、雨傘、会社の制服
- 作業服、仕立てくずや裁断屑など加工屑
市民の皆様へ
着なくなった衣類、使わなくなった衣類は、リサイクルできます。
特に肌着類はリサイクルに適しており、最も活用されています。
また、タオル、シーツ、毛布などもリサイクルに適した資源です。
市で回収後、業者へ有価で売却するため、収集量が増えると市の収入増加にもなります。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
浅口市のこれまでの回収実績
浅口市がこれまでに収集した布類の実績です。
注)金光地域はH23年度から分別収集を開始しました。