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古紙のリサイクル
浅口市が毎月2回、分別収集している雑誌・本・雑がみ、新聞紙・折込広告、ダンボール、紙パック(以下「古紙」という。)は、一部は容器包装リサイクル法(H7年制定。以下「容リ法」という。)にもとづき実施しています。
リサイクルの流れや分別のポイントを知り、貴重な森林資源の浪費を減らしましょう。
容リ法での古紙について
容リ法で再商品化の対象とされている古紙は、紙製容器包装(医薬品の箱、お菓子の箱、紙製手提げ袋、洗剤の箱、贈答品の箱やその中の台紙、中仕切り、ワイシャツの中の台紙、デパート等で商品を包む包装紙、板ガムの胴巻き等)です。
一方、ダンボール、紙パックは容リ法における容器包装廃棄物ですが、これらは資源価値が高いため、お金を支払わないでもリサイクルされる状態(これを有償といいます。)であり、市が分別収集した段階で有価物となるため、市の分別収集の対象にはなりますが、容リ法上の再商品化義務(リサイクルの義務)の対象とはなっていません。
なお、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、古紙は、金属類、びん、繊維類と共に、専ら再生の用に供するものに指定されています。
浅口市の古紙のリサイクル
古紙の分け方・出し方
雑誌・本・雑がみ
主な対象物 |
マークの識別表示の付いている物か、識別表示の無い物でも、本、雑誌、教科書、ノート、包装紙、紙袋、封筒、はがき、メモ用紙、ちらし、紙箱などは対象です。 |
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出し方 |
月2回の収集日に資源物収集ステーションへ出してください。 |
注意点 |
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新聞紙・折込広告
主な対象物 |
新聞紙、折込広告 |
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出し方 |
月2回の収集日に資源物収集ステーションへ出してください。 |
注意点 |
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ダンボール
主な対象物 |
マークの識別表示の付いている物か、識別表示の無い物でも、断面が波状になっている物は対象です。
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出し方 |
月2回の収集日に資源物収集ステーションへ出してください。 |
注意点 |
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紙パック
主な対象物 |
マークの識別表示の付いている物が対象です。 |
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出し方 |
月2回の収集日に資源物収集ステーションへ出してください。 |
注意点 |
紙パックは、中をすすいで切り開き、乾かした物を出してください。 |
古紙リサイクルの流れ
浅口市では、市民の皆様から分別収集した古紙を、毎年選定するリサイクル業者(古紙問屋)へ搬入しています。
リサイクル業者では、選別及び原料として利用するための加工を行い、製紙メーカーへ紙の原料として納入しています。
浅口市内で収集する古紙の処理の流れは次のとおりです。
ご家庭 |
汚れを取り除き、分別する。 |
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市 |
収集する。 |
古紙問屋 |
古紙を、段ボール・新聞・雑誌・上質古紙など、種類ごとに選別し、異物を除去。 製紙工場に原料として納入するために、ベール(選別した古紙を集めてひとかたまりにしたもの。)梱包処理後、ストックヤードに一時保管する。 製紙工場(紙工場、板紙工場、家庭紙工場の3種類があります。)の要望に応じて、随時納入する。 |
製紙工場 |
紙工場(新聞用紙、印刷・情報用紙等) 板紙工場(段ボール原紙、白板紙) 家庭紙工場(トイレットペーパー、ティッシュペーパー) |
紙加工工場 |
新聞紙、書籍、コピー用紙、菓子箱、段ボール箱、トイレットペーパー等に製品化します。 |
ご家庭、事業所 |
出典:経済産業省ウェブサイト<外部リンク>
出典:「日本容器包装リサクル協会」
古紙を分別する理由
古紙は、再生される紙製品の品質や特徴に応じた原料にするため、分別する必要があります。
【例】新聞↠新聞用紙やコピー用紙に再生。雑誌↠菓子箱や書籍、段ボール箱に再生。
禁忌品について
生産工程で、機械トラブルや不良品の原因になるため、以下のような禁忌品は紙類としては出さないでください。
禁忌品の例
- カバンや靴の緩衝材
- 点字印刷物等の立体コピー紙
- 石鹸、化粧品、線香、芳香紙や柔軟剤等の強い臭いがついた包装箱
- 使用済みペーパータオルやピザやケーキなどの食品を直接包装して、油汚れや食品残渣のついた紙
- 紙以外の異物(石、ガラス、金属、土砂、木片、布類、プラスチック類など)
- 粘着物(シール)、圧着はがき(親展はがき)、カーボン紙
- ノーカーボン紙(複写伝票)、感熱紙(レシート)、印画紙(写真)
- 箔押しされた紙(金銀の折り紙など)・防水加工された紙(紙コップ)
- アルミ箔の紙(カップ麺のふた)
- 新聞折込チラシなどに付随した試供品(シャンプー・香水など)
- 着色した果物類のクッション材
市民の皆様へ- 「雑がみの分別について」 -
紙類は、家庭から出る「もえるごみ」の約25%を占めるため、その分別による減量効果は高いと言われます。
また、業者へ有価で売却するため、収集量が増えると市の収入増加にもなります。
紙類の分別排出のポイントは、雑がみですが、雑がみ回収では、リサイクルできない紙類と異物の混入が多いので、注意が必要です。
雑がみの例
- チラシ、包装紙、紙袋、封筒、はがき
- ダイレクトメール、カレンダー、ノート、メモ用紙
- 紙製ファイル、ティッシュなどの紙箱、台紙
- トイレットペーパーの芯、使用済みのコピー用紙
注)ファイル、バインダー、カレンダーなどの金具は外しましょう。
分別排出のポイントは、
- マーク。マーク。マーク。がついているか。
- 汚れはないか。です。
小さな紙類は、紙袋に入れてひもで縛るか、雑誌に挟んでひもで縛るなどして、中身が出ないようにしてください。
今後も、みな様のご協力をよろしくお願いいたします。
浅口市のこれまでの回収実績
浅口市がこれまでに収集した古紙の実績です。
注)金光地域はH23年度から分別収集を開始しました。