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鴨方郷土資料館

ページID:0002016 更新日:2024年3月19日更新 印刷ページ表示

鴨方郷土資料館外観

鴨方郷土資料館は、鴨方図書館と併設しており、浅口市鴨方町の中心部、中央公民館、野球場、体育館等、文化・体育施設の集まった総合コミュニティゾーン「天草公園」の中にあり、昭和58年(1983)2月に開館しました。当館は、伝統的地場産業の歴史の保存とともに、郷土先人の資料を中心に保存・公開し、生涯学習の講座とタイアップしながら、各時代に果たした産業の役割や偉人の業績等を後世に広く継承するよう努めています。

展示資料

主な収蔵品は、郷土先人の作品・資料、手延素麺等の地場産業資料、山陽自動車道建設に伴い出土した考古資料等が中心であります。

郷土先人の資料

田中索我展示

鴨方は、江戸時代、岡山池田藩の支藩「鴨方藩」の中心地として発展し、多くの瀬戸内の文人が交流した歴史のある町であります。里謡に「鴨方に過ぎたるものが3つある拙斎・索我・宮の石橋」と謡われているように、江戸時代に老中の松平定信候が行った寛政の改革に地方から影響を与えた儒者の西山拙斎や京都の仙洞御所の襖絵を描いたといわれる絵師の田中索我が生まれた地であります。

民俗資料

手延麺生産道具

素麵生産道具

今日も鴨方の手延麺は名声を高めておりますが、江戸時代から伝わっている手法の手延素麺の水車を利用した製造機具を展示しています。なかでも、地元花崗岩を使用した石臼や水車大工の英知を結集した元掛機・のぼりがけ・八角・大じょうご等の大型機具から水車製粉技術を学習することができます。

麦稈真田生産道具

麦稈真田生産道具の画像

明治から戦前にかけて浅口郡の農家の副業として盛んに行われた麦稈真田の製造道具や製品等が、保存・展示されています。これは全国でも貴重な民具と言われています。

考古資料

沖の店遺跡

昭和55年(1980)に発掘調査された沖の店遺跡は、原型のまま遺跡からの切り取り展示しており、中世の窯としては、県内でも貴重な展示物となっています。