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浅口市指定文化財・名勝
寂光院庭園(じゃっこういんていえん)
庭園を含む寂光院に至る大谷別所の地は古来深山幽谷の趣があり、備前の閑谷に似ているところから「小閑谷」と称し、人々に親しまれてきた。庭園は近世に造られたであろうが、中世の雰囲気を残した幽遽閑静を保った回遊式庭園で春秋訪れる人が絶えない。
三郎島(三ツ山)(さぶろうじま・みつやま)
三郎島(三ツ山)は、三郎島西南沖に浮かぶほぼ同じ大きさの三つの小島で高さは各約10メートルを測る。かつては島山に各一本の枝振りのよい青松が生え、干潮時には一塊となって続き、満潮時には離れて三島となる。元々一続きに連なる島であったが海蝕により分岐したものである。波静かな瀬戸内海に浮かぶ景観は、さながら一幅の絵のようなたたずまいを見せる。毎年元日の日の出には、多くの写真家や観光客を集める市内きっての名勝である。