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浅口市指定文化財・考古資料

ページID:0002054 更新日:2024年3月19日更新 印刷ページ表示

五鈷杵(ごこしょ)

19五鈷杵

1980年10月浅口市金光町上竹、西の坊遺跡土坑墓より出土した密教法具の中の一つである。握部の両端に五つの先が尖った鈷形をしており真言、天台などの寺で修法壇上に配置された金剛杵、金剛鈴、金剛盤などのうちの一つで、金剛杵の中には、一つの鈷のものを独鈷杵、五つの鈷のものを五鈷杵と呼ぶ。本来は、野山を跋渉して修行する際に身を守る武器であるが、修法上では心の中の煩悩を打ち砕く力を象徴している。全体の作りは彫り直しの跡など随所に粗雑さが目立ち、鍍金もなさそうである。また、実際の修法に用いるには小形すぎることから墓への副葬用に制作されたとも考えられる。遺跡からの出土品としては県内では非常に類例の少ない遺物である点、当地の中世考古学はもとより遙照山における山岳信仰の研究上からも極めて重要な資料である。

乳文鏡(にゅうもんきょう)

38乳文鏡

この4点突起の乳文鏡は、古墳時代に日本で製作された鏡(彷製鏡)で、また本市では唯一の青銅鏡である。中国地方では30面程知られているが、岡山県下には津山市田邑丸山1号墳の事例がある。4点突起に限定すれば、何故か中四国地方では広島県に多い。古墳時代における威信財とされている銅鏡は、それを入手できる首長やその集団の存在を究明する上で学術上貴重な考古資料である。浅口地域における古墳時代の権力構造を知る上で、欠かせない資料の一つである。