本文
2006年12月調査報告
2006年12月18日報告
調査は、前回紹介した鎌倉時代の下層を調査しています。これまでの調査で、弥生時代から古墳時代にかけての生活の跡が見つかっています。
古墳時代では、調査区の最も高い場所で柱穴列・溝を検出しました。柱穴列は、3つの柱穴が同間隔で並んでいました。柱穴の中からは土師器(はじき)の破片が出土しました[写真1]。
古墳時代の堆積土の中からは多くの須恵器が出土しています[写真2]。
弥生時代の土壙からは弥生土器の壺が出土しています[写真3]。また、調査区の中央部では、弥生土器がまとまって見つかりました[写真4]。これだけ多くの土器が出土したのは、今回の調査では初めてのことです。
[写真1]古墳時代の柱穴列・溝
[写真2]飾られた須恵器
[写真3]土器が捨てられていた土壙
[写真4]土器溜りの出土状況