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2006年6月調査報告
2006年6月14日報告
鴨方駅南土地区画整理事業に伴い、浅口市として初めての埋蔵文化財発掘調査です。調査場所は、国道2号・鴨方郵便局の南側に位置し、5月から調査を開始しています。遺跡は、北へ延びる丘陵の西斜面に立地しています。これまでに、江戸時代の溝・土壙(どこう)・暗渠(あんきょ)、室町時代の溝を検出しています。江戸時代の溝は、水田に付属する用水路とみられます。
浅口市内は、岡山県教育委員会によって、1980年代に山陽自動車道建設に伴う発掘調査が行われて以来、発掘調査の事例はなく、今回の調査で、岡山県南西部の歴史像が明らかになってきつつあります。
今後も発掘現場の情報を速報という形で公開していきます。
[写真1]
遺構検出状況「室町時代~江戸時代」
[写真2]
発掘作業風景