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神社
大宮神社・日吉神社
- 大宮神社:創建は天智天皇の御代と伝えられ、祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)は、大国主命(縁結びの神)と松尾の神(酒の神)の同体神とされています。文安3年(1446)に社殿その他を焼失し、現在の幣殿・本殿は元禄13年(1700)に、拝殿は慶応3年(1867)に建立されました。また、寛文6年(1666)池田光政の神社整理と寄宮施策によって、境内に龍田神社が建てられ、近隣の842社が合祀されました。
- 日吉神社:平安時代に、遙照山を比叡山に、瀬戸内海を琵琶湖の見立て、近江国坂本の日吉大社の分霊を勧請したと口碑されています。享保13年(1728)本殿一宇を大宮神社の境内に属社としてまつられました。本殿は、彫刻の特徴などから江戸時代中期の建築と思われます。
住所
浅口市金光町占見1583
磐岩神社(いわむらじんじゃ)
社殿背後の丘陵に巨石群が祭られています。千数百年前、このあたりは入江に面する景勝地で、大三宅、小三宅などの地名から見ても屯倉(古代大和朝廷の直轄領)が置かれた重要な地だったと思われます。それで、海賊等の被害から守るために、当時この地を支配していた地頭の出身地下総国(しもうさにくに現在の千葉県)から武神を勧請し、巨岩を鎮護神として祭ったといわれています。
住所
浅口市金光町地頭下1047
太老神社(たろうじんじゃ)
創建は慶長6年(1601)。御祭神は天の岩開き神楽を舞われた天鈿女命で、相殿には天孫降臨の際に道案内をした岐神です。元々は、上竹の阿坂の奥にあった中之坊吉祥院の鎮護神でしたが、神託があり、現在地に遷宮したと伝えられています。例祭には、子どもによる相撲が奉納されます。また、アニメ「天地無用!」の聖地としても根強い人気があります。
住所
浅口市金光町上竹2390
大森神社
寛文6年(1666)の岡山藩主池田光政公による神仏改正以前から下竹大毛利に鎮座していたと伝えられていますが、時期は不明です。享保14年(1729)現在の井戸地区に移転し、本殿が造営されました。お社は昭和48年に再建されています。御祭神の一つ、稚日女尊は天照大神の御子と言われています。
住所
浅口市金光町下竹736
八重神社
地神社として寛政年間(1789年から1801年)に創建したとされ、もと氏神は玉島八島の神前(かんざき)神社でしたが、参拝に遠く不便だったので、明治36年(1903)に神前神社の主祭神猿田彦神を配祀神に迎えてまつり、八重神社と称しました。昭和50年に拝殿、幣殿を新築し、本殿を現在地に移しました。境内には末社として木野山神社があり、春祭を執り行っています。
住所
浅口市金光町八重205
八幡神社(金光地区)
享徳元年(1452)、将軍足利義成(後の足利義政)の時に勧請されたと伝えられています。佐方、須恵、大谷、屋守、井戸居、地頭明の6か村の氏神でありましたが、現在は佐方下地区の氏神としてまつられています。祭礼には、本殿の奉納されている鉾を持って御神幸する「鉾持神事」が行われています。本殿は明治25年(1892)に改築されました。
住所
浅口市金光町佐方339
諏訪神社(すわじんじゃ)
藤沢越中守が故郷の信濃国(長野県)の諏訪神社を勧請したと伝えられています。慶長年間(1596年から1615年)に社家神田氏によって村の氏神としてまつられるようになりました。主祭神は建御名方命。現在の社殿は昭和17年に再建したものです。
住所
浅口市金光町佐方339
加茂八幡神社
加茂神社は大谷須恵の鎮守として、承和年間(834年から848年)に現在地にまつられました。現在の社殿は、享保2年(1717)に建立されました。八幡神社は天明8年(1788)に現在地に遷宮してきました。現在の社殿は文化十年(1813)に再建されました。昭和16年に新たに大吉備津彦命をまつり、二社を合祀して加茂八幡神社に改称しました。
住所
浅口市金光町大谷661
戸神社(とがみしゃ)
弘安2年(1279)に望月原に勧請されたと伝えられています。後の建武年間(1334~1336)に龍王山城主佐井七郎が小丸山に奉遷し、明応2年(1493年)に現在の宮原山に社殿が再建されました。かつては的射神事なども行われていました。八幡神社と同じ「鉾持神事」が行われます。御祭神は一事主尊で、相殿には素戔嗚尊がまつられています。
住所
浅口市金光町佐方2499
八幡神社(鴨方地区)
元は八幡宮と称し、小坂東・小坂西・深田村の氏神であった。10月には神功皇后の伝説にまつわる「おわけ祭り」(市指定文化財)も行われます。
住所
浅口市鴨方町小坂東2936
鴨神社
平安時代に、京都の加茂大明神を勧請して建立されたと伝えられています。随神門におさめられている木彫唐獅子は、鎌倉から室町時代の様式を持っています。
住所
浅口市鴨方町鴨方330
真止戸山神社(まとべやまじんじゃ)
奈良時代光仁天皇宝亀2年(771)に、吉備真備公が播州広峰神社(兵庫県姫路市)から勧請し創建されました。
当初は牛頭天王宮(ごずてんのうぐう)と称したが、明治初年地区名により真止戸山神社と称されるようになりました。
住所
浅口市鴨方町六条院中6919
安倉(あくら)八幡神社
安倉地区は、六条院西村(現在の鴨方町六条院西)の飛び地であった関係から明治9年までは、六条院中村(現在の六条院中)の真止戸山(まとべやま)神社の氏子でした。御祭神には大浦神社と同じ三柱をまつっています。秋祭りが10月第1土曜日・日曜日に行われ、神輿、奴、御船、千歳楽などが出て賑わいます。
この神社の参道入口には県下最大級の楠があります。樹齢約600年、目通り周囲5.26メートル、根元回り7.8メートル、高さ20メートルにも及ぶ巨樹で天保年間の頃(約160年前)まではここが海岸線でした。
住所
浅口市寄島町3204
大浦神社
寄島町の鎮守の森、大浦神社には応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三柱がまつられています。社殿は当初、三郎島の霊地にまつられていましたが、永禄年中、鴨方藩の細川通董公により現在の地に移されました。境内地の広さは2,290坪、本殿の建物は入母屋造で1996年には絵馬殿が新築されました。10月第1土曜日・日曜日に行われる秋季大祭では、神輿、御船、奴、千歳楽が境内を威勢よく練り、競馬神事も行われます。
住所
浅口市寄島町7756